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嘘つきな唇
第2章 嵐の一夜
……雪奈Side……
……ルウ……
元気なの?……
……私は……
ルウから貰った、
メールをベッドの中で何度も何度も、
読み返した……
……たった……
これだけの事が、
こんなに嬉しいなんて……
……ルウが……
打った文字が……
……堪らなく……
愛しい……
……ルウに……
逢いたい……
……ルウ……
今度はいつ逢えるの?……
……貴方を……
信じて……
……私は……
待っててもいいの……
……私達に……
未来はあるの?……
……ルウ……
……早く……
逢いに来てよ……
……逢いに来て……思い切り私を……
……抱いてよ……
……貴方の……
その手で……
……また……
思い切り……
……私を……
愛して……
……ルウ……
貴方に逢いたくて、どうにかなりそうよ……
……ルウ……
貴方に……
……逢いたくて……
……逢いたくて……堪らないの……
……私は……
その夜泣きながら、眠った……