パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 嵐の一夜

……俺は……
1呼吸してから、
美砂に話し出した。






『……美砂……
俺との関係をもう……終わりにして欲しい。』






『……ルウ？……
何て言ってるの？
良く聞こえないわ……』







『……だから！！……俺と別れてくれない？』







『……ルウ？……
突然何を言い出すの？……』







『……美砂……
突然じゃ無い……』






『……え？……』







『……美砂……
突然じゃ無いんだ……前から考えて居たんだ……』



『……ルウ……
どういう事よ？』







『……俺には……
好きな女が居る……』







……ついに俺は……美砂に包み隠さず、嘘一つないありのままの事を話した……


……勿論……
雪奈の素性の事を、明かしたりしないけど。



……案の定……
美砂は取り乱した。勿論俺も想定内の、事だった……







『……嫌よ……
別れないわよ……』






『……美砂……
もう無理だよ？……愛の無い暮らしは、俺はもう続けられ無い……』



『……ルウは……
この生活に全然愛は無いって言うの？』


……俺は……
美砂との別れは……長期戦になる事を、覚悟した……



……俺は……
覚悟した上で、
それでも美砂に、
話しを続けた……