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嘘つきな唇
第3章 逃避行

……次の日の夜……俺は雪奈と新宿の、駅前の高級ホテルで待ち合わせた。



……俺は……
雪奈と逢う時は、
ちゃんとした所で、いつも逢って居たいんだ……
雪奈に惨めな思いはさせたく無いから。


待ち合わせの時間より俺は、
30分早くホテルに、着いた。
ホテルに着いて、
チェックインを先に済ませた。






『泊まりで。
後から1人来ます。』





と言って、
room keyを貰うと、最上階の部屋に、
向かった。
俺は部屋に入ると、余りの綺麗さに、
さすがに驚いた。






……さすが♪……
最上階だけ最上階だけあるな♪





……凄ッ……
夜景が見える♪






まるで映画に出て来るような、
高級ホテルだった。


……雪奈……
早く来ないかな♪



俺は冷蔵庫を開け、備え付けのビールを飲んだ。
部屋には映画シアターがあったから、
映画を見る事にした。俺は懐かしい、
映画を見て雪奈が、来るのを待って居た……



……すると……
30分ぐらいしたら、部屋をノックする、音がした。






……雪奈が来た……





……やっと……
雪奈に逢えるんだ!



……トントン……






『……雪奈?……』





『……ルウ!……』





---雪奈が---部屋に入ると、
どちらかとも無く、吸い付く様に、
抱き合い……



---そして---激しい口ずけを、
交わした。



---そして---暫くキスを楽しんで唇を離した。






『……雪奈……
逢いたかった……』





『……ルウ!……
ほんとにルウなのね!』






『……雪奈……
ほんとの俺だよ。』


……すると……
雪奈の綺麗な瞳から涙が溢れていた。



……ああ雪奈……
俺俺と逢うの、
我慢してたんだな……俺は雪奈が堪らなく、愛しくなって……


……再び雪奈を……抱き寄せた……














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