この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
嘘つきな唇
第3章 逃避行
『いらっしゃいませ!こちらメニューでございます。』
『……ああ……
有り難とう♪
ワインとかは、
あるかな…?』
『……はい♪……
こちらのページが、ワインです。』
『解りました!
有り難とう♪』
『失礼します。』
『……雪奈……
乾杯するよな…?』
『……ええ♪……』
俺達は食事の、
メニューを選んだ。
『……雪奈……
コースメニュー♪
美味しそうだよ♪』
『……ルウ……
ほんとね♪
でも高く無い?』
『……雪奈……
ここに泊まってる、間はそーゆうの、
気にしないで?♪
俺が払うから、
大丈夫♪』
『……ルウ……
私も払うわ。』
『……俺が……
そうしたいから♪
雪奈はいーの♪』
『……でも……』
『……雪奈……
気にしないで?
取り敢えずメニュー決めよ♪』
『……あ……
そうね。』
『……俺は……
Aコース♪雪奈は?』
『……じゃあ……
あたしもルウと、
同じの♪』
『……同じの?……違うのでもいいよ?』
『……ルウと……
同じのが食べたいの♪』
『……雪奈……
可愛い♪』
『……なによ////……』
『……フフ♪……
じゃあAコースで、
いい?♪』
『……ええ……』
『……雪奈……
ワインどれにする?』
『……ワインは……ルウに任せるわ♪』
『……そう?……』
『……ルウが……
美味しそうなの、
選んで?♪』
『……よしッ!……解った♪』
……んーん……
どれにするかなあ♪
……俺は……
取り敢えず、
赤ワインを選んだ♪
テーブルに備え付けの呼びりんを押し、店員を呼んだ。
『すみません、
このAコース2つと
後、Roseの赤ワインをお願いします。』
『かしこまりました。ワインはいつ、
お持ちしますか?』
『……雪奈……
先でいい?』
『……ええ……』
『……じゃあ……
先にお願いします。』
『かしこまりました。お料理の方、
しばらくお持ち下さい。』
『有り難とう。』
『……なんか……
さすがに超一流ホテルだよな?
接客態度めっちゃ、丁寧♪』
『……ほんと♪……凄い感じいいわね♪』
『……だね♪……』
しばらくして、
ワインが運ばれて来た。