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~罪の天秤~
第2章 人の彼氏を奪う罪
何度も同じところを擦られ突かれて膣内が収縮を始めた。
こんなに気持ちいいのは雄二が上手いからだろうか。
それとも私が感じやすい体なんだろうか。

渡辺雪菜はなんで浮気なんかするんだろ。
もったいない。
あんなに泣くほど愛されて、エッチも気持ちいいのに何が不満なんだか。

彼女の本心は分からないけれど、雄二みたいないい奴の相手はあんな女じゃない。
それだけは確かだと思った。

「ゆ……じっ……ああっ…も……イっちゃ…あああっ…!」

ゴム越しにどくんどくん、と雄二が脈打つのを感じた。
イッた後だというのに私の中は雄二にまとわりつき濡れた襞を這わせている。

「ふはっ……えっろい体」

「……うっさい」

「もっかいしてもいい?」

「もしかしてそれがさっき言ってたお願い?」

「……違うよ。これはただの確認」

少しだけ寂しげに笑いながら雄二は私の腰を掴み律動を開始した。
エッチすることで渡辺雪菜のことを一瞬でも忘れられるなら、私は喜んで付き合おうと思う。
それが私が雄二に対して犯した罪の償いになるのだと思うから……





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