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~罪の天秤~
第7章 重ねる罪の覚悟
「……イクっ……イッちゃう……っ…あああっ……!」

二ヶ所同時責めで堪えられずに体は大きく跳ねた。
全身が快感で満たされ、それと同時にだるさが襲ってくる。
私は雄二の背中に体を預けると体の力を抜いた。

その後何度か体を繋げた私と雄二は、早朝に別れた。
まだまだ何の解決もしていない。
次に二人きりで会う時は全てが終わった時。
二人でそう約束をして、私はベッドの上で横になる。

雄二の気持ちを知ることができたことや、雄二に触れたことは嬉しかった。
好きなんだ、そう思うと今までの気持ちにも整理がつく。
いつからなんてわからない。
最初にエッチした時だったかもしれないし、友達として接していた時からだったかもしれない。
どちらにしても雄二のことを好きだと気付けたことも私には嬉しかった。

私はローテーブルの上に置いてあった携帯に手を伸ばした。
ラインを開きタカシくんにメッセージを送る。

タカシくんは優しいからきっとわかってくれる。
この時の私はそう信じて疑わなかった……


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