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だ〜いすき!
第3章 花火大会の夜は切なくて
「ぅあ、っ…はなっ……!」
その昂りを開放したくて、もう一度強く打ちつければ、華子の締めつけも更に増していった。
互いの皮膚と皮膚がぶつかりあう音が激しくなる度に二人の躯が溶け合うような気がする。
「あっ、ふ……ッ」
「んんッ……!」
もっと側に――――。
陽輔の背中に手を回した華子は、必死でその躯にしがみつく。
二人の熱くほてった躯。
汗さえも甘く感じられそうなその距離。
生み出したその熱に浮かされて、もう何も考えられなくなってしまう陽輔と華子―――…。
「好きだ、華子!はな……っ!」」
「私も、す、きっ、……ようちゃ……っ―――――……」
陽輔が華子の最奥へと放ったと同時に、華子も甘い高みへと達したのだ。
最中に囁いた華子のつぶやき。それは陽輔に聞こえたのか…否か。
今日も二人はラブラブです。
この後、陽輔と華子は互いにもう一度きちんと謝って、二人の誤解も解けた。
ヤキモキ焼きで華子が大好きな陽輔と、同じぐらい陽輔のことが大好きな華子は、躯を心で気持ちを伝えあいながら――――更にもう一回愛し合い――……。
こうして、熱い真夏の夜は、更けていったのでありました。