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第4章 サプライズ！

「華、明日、俺とデートだから！」


ある日の土曜日、陽輔はいきなり華子に誘いかけた。華子も、陽輔も、お互い仕事を持つ身、共働き。


陽輔の仕事は土日休みでは無いため、華子と休みが合うのは月に1度か二度…。

休みの日は、朝ゆっくりして、その後で二人で日用品や食材などを買いに行く。

毎日一緒にいて、休みの行動も一緒。ほぼデート見たいなもので…。



「どうしたの？ようちゃん？」



華子は思わず聞いてしまった。


陽輔の話では、上司を駅まで迎えに行かなきゃならなくなったらしく…。隣町まで行くし、せっかくだから、待ち合わせして、そのまま遊びに行こうというのだ。



｢うん、いいよ。｣



軽いキモチで華子は答えた。


待ち合わせは、結婚する前に良く待ち合わせしてた喫茶店。


(何か、久しぶりで新鮮かも！うふふ…)


いろいろ、懐かしい思い出を辿れば…自然に華子の顔もにやけちゃう訳で。



｢あーっ、華、思いだし笑い？…嫌らし（笑）｣



などと、陽輔に言われても…



｢エッチなのはようちゃんだよーだっ｣



などと、笑って切り替えしたり。



陽輔は、はいはいと華子を受け流しつつ、風呂に入ってくると、リビングから出ていった。


その去り際に…


｢俺のためにオシャレして来てね…｣


なんていいながら。