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本音はいらない。
第2章 狡い
「俺がー」

『言わないで』

「?香織?」

『…ごめん。保健室寄りたい』

風紀委員長の手を強く握り、胸に顔を埋める

「…」

何も言わずに優しく頭を撫でてくれる風紀委員長

なんでアンタはそんなに優しいの?

『連れてって』

「…あぁ。」

チャイムが鳴る。

私と風紀委員長だけ教室から離れて行く



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