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本音はいらない。
第2章 狡い

優しい風紀委員長は私を抱えて保健室の扉を器用に足で開けた。

「着いた」

『…ベッド』

「…」

そのままベッドへと下ろす風紀委員長

生憎保健室は開いていたものの保険医はいない。

『…』

私から離れていこうとした腕を掴んだ

「香織」

『キス』

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