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本音はいらない。
第2章 狡い

自分の事は棚に上げて悲しむなんて可笑しい。

私…

『…傷ついてる?』

どうして?

家に着いてベッドへと倒れた。

涙が止まらない。

『っ…ひ…うっ…』

そうか。

これが好きって気持ちなんだ…

苦しくて、でも愛しくて…

そばにいてほしいのに…

風紀委員長は美穂のものだから

諦めるしかないのかな…

ピンポーン

『…?』

涙を拭い、玄関へと向かった
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