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第14章 一分一秒

「恐がらせてごめんね、」


首筋にキスをしながら郎太が謝る。さっきまであんなにガクブルしてたのが嘘みたいに、甘い息を吐く。


「高校時代同級生にレイプされたとき以来の恐さだった…ていうか、襲われてることより、もう郎太に愛されてないかもっていうのが怖かった……」

「お詫び。いっぱい愛してあげる」


郎太が言葉通りに優しく愛撫してくれるから、もう限界。キュンキュンして悶えちゃう。


「郎太、先に……っ」

「……制服着せてから襲えば良かった」


本格的に再現するつもりだったんだ……。郎太の呟きに私は沈黙した。制服プレイはまた今度ね。


「……もう！」


郎太を押し倒して強引に唇を奪って、私から跨がる。これ以上焦らされたら泣いちゃうから。


「…あぁんっ」


自分でしといて、あまりの気持ち良さに固く目を閉じる。全身の神経が全部そこに集中しちゃって、たまらなくなる。


「ぁあっ、まだ動いちゃダメっ…！」


郎太がせっかちに下からつきあげてきて、私は悲鳴に近い声をあげた。