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あたかも普通の恋愛小説
第18章 第二回
大きな鏡に映る下着姿を着飾った自分と、それを見下ろす大嶌様の背中。女同士であること、仕事であること、――それらの安心から油断をしていた?
じわじわと感じる大嶌様からの圧力。まるで逃がさないと語る眼差し。私を撫でる手のひらはどう考えても女性のそれ。同性に撫でられる変な気分。困惑。
「ちょっと遊ばせてもらうわね?下着姿でどれだけセクシーか見てみたいから」
悪戯に笑う大嶌様は、ベッド脇の棚から何かを取り出した。
大嶌様の手のなかで小さな振動音。どうやらピンクローターらしい。
(あちゃあ……私、あんまり玩具は得意じゃないんだよなぁ)
この場合それがいいことなのかわるいことなのかわからないけれど、つい先日もラ部で生殺しになったばかり。
ところが大嶌様は私の足の先からローターでくすぐりはじめ、私は思わずびくりと体を震わせた。
「あら。感じやすい体質かしら?」
ラ部の下着に内蔵されてたやつより、自在に動く小さなローターがまさかの効力を発揮する。強弱の付け方、移動する速度、あて方、それらが不規則だからかあるいは。
「困った顔もとっても可愛い」
美魔女大嶌様はにっこりと笑う。