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あたかも普通の恋愛小説
第18章 第二回
「小鳥ちゃんは普段、彼氏とはどんなえっちをするの?」
質問にもろくに答えられず、口からこぼれる息だけが聞こえる。ローターの音、大嶌様の声、それらはどこか遠くへ行きそう。視点が定まらずあちこちにせわしく移る。朗太がいたら私を抱き締めていてくれる。
ここには朗太の臭いも朗太のたくましい腕も胸もない。朗太のあの低い声が聞きたい。
いつの間にかベッドに横たわっていた。ローターの振動にいつしか声をあげていた。身体中熱にうかされて朦朧とした。
「いやらしい。見てよ小鳥ちゃん。この下着、つけたままでも乳首がたってるのがわかるわ」
大嶌様が何か言っているけれど私はただ与えられる快感に身を震わせるだけ。
「それに。濡れてきたのも見てわかるわ」
朗太を思い出して、どんどんほしくなる。
「まだ直接刺激してないのにすごいわねぇ」