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あたかも普通の恋愛小説
第18章 第二回
ぐったりと脱力した私がボヤけた視界で捉えたのは、やってきた誰かの姿。
ベッドの上で下着姿でぐったりしてる私がいたら、変に思われてしまう。そうは思ったけどすぐには動けない。
力を振り絞って顔をあげるとそこにいたのは朗太にそっくりな大嶌様の恋人?
(私。朗太のことばかり考えてるから、やだ、幻覚?)
「なに、してるの」
朗太の声にそっくり。
「うふふ。可愛いでしょ。新しい下着のオーダーをしてるの」
大嶌様の甘えた声。やっぱり大嶌様の恋人なんだわ。恥ずかしいから顔は伏せたままのほうが良かったかも。
力尽きた私が目を閉じると、さらに朗太そっくりな声が聞こえた。
「俺の小鳥に手を出さないでもらえる?」