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あたかも普通の恋愛小説
第7章 メディスン
「しみた?」
不意に私を見上げた真壁さんと目があう。私を見ないで。唾液に濡れた乳首は冷たい空気にさらされてスウスウする。やだ、もっと舐めて。子宮がキュンキュンする。
「すごいえろい顔。」
「だ、だって……」
真壁さんがこんなことするから。私。
「消毒液のほうが良かった?」
「真壁さんが…いいです」
じっくりと視線を絡めてから、私の体を引き寄せて。真壁さんが左側も口に含んだ。たっぷりと唾液をつけてから、今度は軽く舐められた。傷口を避けて、痛くないところを優しく舐める。気持ちよくて声が出ちゃいそう。
いやじゃないのかな。真壁さん。こんなえっちなこの相手は、ほんとは。怪我をしてて可哀想だから仕方なく、なのかな。どっかの男に弄ばれたこんな気持ち悪いおっぱいなんか。治療なのによがってるような発情期の私なんか。
「あぁん、もうだめっ…ぇ。真壁さ、…んんっ」
こらえきれず真壁さんの頭に抱きついてしまった。嫌われたくないのに我慢できない。もっと舐めてほしい。もっと激しくしてほしい。