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斉藤太一です
第13章 再会と約束
やっと会えた
かすみに
やっと会えたのに
僕は
動くこともできず
ただ
かすみを見つめていた
かすみは
しずくに
手を差し出しながらも
僕を
見つめていて
かすみは
僕が
僕だと
分かっているのか
分かっていないのか
ただ
立ち尽くしたまま
視線を泳がせている
「ママ!
お迎えに来てくれたんだよ!!
おとーさんが
しずくとママを
迎えに来てくれたの!!」
静かな
2人の間に
しずくの声が
鳴り響いた
そして
かすみが
小さく
呟いたんだ
「・・・・うそ・・・
・・どうして・・」
僕は
その
かすみの
懐かしい声で
まるで
スイッチでも入ったように
歩きだし
唖然とする
かすみの
目の前に立った
かすみに
やっと会えたのに
僕は
動くこともできず
ただ
かすみを見つめていた
かすみは
しずくに
手を差し出しながらも
僕を
見つめていて
かすみは
僕が
僕だと
分かっているのか
分かっていないのか
ただ
立ち尽くしたまま
視線を泳がせている
「ママ!
お迎えに来てくれたんだよ!!
おとーさんが
しずくとママを
迎えに来てくれたの!!」
静かな
2人の間に
しずくの声が
鳴り響いた
そして
かすみが
小さく
呟いたんだ
「・・・・うそ・・・
・・どうして・・」
僕は
その
かすみの
懐かしい声で
まるで
スイッチでも入ったように
歩きだし
唖然とする
かすみの
目の前に立った