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斉藤太一です
第13章 再会と約束
僕が
目の前に立っても
かすみは
ただ
静かにじっと
そんな僕を見つめたまま。
どうしよう・・
僕が誰だか
分かっていないかもしれない・・
そんな不安が
よぎった
「・・か、かすみちゃん」
「・・・・」
「僕が
・・・分かる?」
かすみは
あの頃と
全く違っていて
ほとんど
お化粧なんて
していなくて
あの・・
僕の好きだった
寝顔のようで・・
あの頃より
君は
大人になったはずなのに
お化粧をしていない君は
あどけなく
幼いような
顔をしていた
かすみだ
ずっと
僕が
恋をしていた
かすみだ・・・
君に
ずっとずっと
会いたかったんだよ・・
「かすみちゃん・・
斉藤・・太一です・・」
かすみは
目を潤ませながら
静かに
うなずいた
よかった
僕を
僕のことを
君は
覚えていて
くれたんだね
「かすみちゃん
・・会いたかったよ・・っ・・」
「・・・・」
かすみの
瞳から
すーっと
涙が
一筋
流れ落ちた
「あ、あの・・・
僕の
うちに
・・・来ないか」
目の前に立っても
かすみは
ただ
静かにじっと
そんな僕を見つめたまま。
どうしよう・・
僕が誰だか
分かっていないかもしれない・・
そんな不安が
よぎった
「・・か、かすみちゃん」
「・・・・」
「僕が
・・・分かる?」
かすみは
あの頃と
全く違っていて
ほとんど
お化粧なんて
していなくて
あの・・
僕の好きだった
寝顔のようで・・
あの頃より
君は
大人になったはずなのに
お化粧をしていない君は
あどけなく
幼いような
顔をしていた
かすみだ
ずっと
僕が
恋をしていた
かすみだ・・・
君に
ずっとずっと
会いたかったんだよ・・
「かすみちゃん・・
斉藤・・太一です・・」
かすみは
目を潤ませながら
静かに
うなずいた
よかった
僕を
僕のことを
君は
覚えていて
くれたんだね
「かすみちゃん
・・会いたかったよ・・っ・・」
「・・・・」
かすみの
瞳から
すーっと
涙が
一筋
流れ落ちた
「あ、あの・・・
僕の
うちに
・・・来ないか」