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斉藤太一です
第14章 変わらない僕・変わらない君
新しい
コーヒーを
注ぎ終えるころ
天気が
悪いせいか
僕の部屋の色も
だんだんと
変わってきていた
少し・・暗くて
僕は
かすみが
帰ってしまう時間が
迫ってきているような
気がして
心も・・暗くなった
「電気・・つけようか・・」
「まだ・・・平気・・」
同じだ
あの日と
同じ
君が
僕の前から
消えてしまった
あの日と
同じじゃないか・・・
あの日も
電気をつけないでって
君は言ったんだ
「でも・・もう暗くなっちゃうから・・」
電気を点けないと
なんだか
また君が
いなくなってしまいそうで
こわいよ
「斉藤さん・・」
「・ん?・・なに?」
「あのね・・・」
「うん・・」
「しずくの
本当のパパは・・・」
「・・・・・・」
「優しい人じゃなかったの」
「・・・・・」
「私のこと・・
好きじゃなかったみたい
だから
しずくのことも
どうでもよかったみたい・・」
コーヒーを
注ぎ終えるころ
天気が
悪いせいか
僕の部屋の色も
だんだんと
変わってきていた
少し・・暗くて
僕は
かすみが
帰ってしまう時間が
迫ってきているような
気がして
心も・・暗くなった
「電気・・つけようか・・」
「まだ・・・平気・・」
同じだ
あの日と
同じ
君が
僕の前から
消えてしまった
あの日と
同じじゃないか・・・
あの日も
電気をつけないでって
君は言ったんだ
「でも・・もう暗くなっちゃうから・・」
電気を点けないと
なんだか
また君が
いなくなってしまいそうで
こわいよ
「斉藤さん・・」
「・ん?・・なに?」
「あのね・・・」
「うん・・」
「しずくの
本当のパパは・・・」
「・・・・・・」
「優しい人じゃなかったの」
「・・・・・」
「私のこと・・
好きじゃなかったみたい
だから
しずくのことも
どうでもよかったみたい・・」