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斉藤太一です
第17章 遅くなってごめんね、しずく
****木曜日****
僕は
かすみの部屋に来ていた
以前と違って
ダイニングではなく
奥の部屋の
小さなテーブルの前に
座っている
しずくと2人で
暮らしているからか
女性らしい
かわいらしい部屋だ
壁には
しずくが
描いた絵が
貼ってあったり
棚に
シールが貼ってあったり
するのが
微笑ましい。
戸は
しまっているけど
隣にも
部屋がある・・みたいだ
「お待たせ」
「あ、うん、ありがとう」
かすみが
コーヒーを
入れてくれた