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斉藤太一です
第17章 遅くなってごめんね、しずく
あれから
電話やメールは
していたけど
会ったのは
3日ぶりで
ちょっと
気恥ずかしい。
多分
かすみもそうで
玄関で
僕を迎え入れてくれた時には
はにかんで
可愛らしかった
コーヒーを
テーブルに置くと
かすみは
僕の正面に座り
また
少し
照れて笑った
でも
とても
いい笑顔で
僕は
幸せな気分になった
「しずくちゃんは
学校何時に終わるの?」
「あと・・2時間くらい
してからかな・・」
「楽しみだな」
「そうね
きっと
帰って来ても
はしゃいで
しょうがないと思うの
びっくりしないでね?」
「かまわないよ
そんなところを
見るのも
楽しみだよ」
「ありがとう」