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斉藤太一です
第19章 最終章・・・そんなのいらない
そういえば・・
あの時君は
泣きじゃくって
なかなか
僕の
願いを
叶えさせてくれなかったね
しばらく
泣いたあと
やっと
君に
キスをして
僕は
君の
シャツのボタンを
外したんだ
恥ずかしがる
君は
布団から
出ては
くれなくて
僕は
君の服を
脱がせながら
暗闇の中(布団の中)で
君の体中に
キスをしたんだったね
僕が
君の
足元に
移動しようとするたびに
君は
僕の腕をつかんで
かわいかったよ
ねぇ
かすみ
僕も
君も
全裸になって
はじめて
抱きしめ合った時の
感触
覚えてるかい?
何とも言えない
溜息が洩れて
どうしようもなく
君が
愛しくて
それ以上
できもしないのに
もっともっと
君を
抱きしめたくて
たまらなかったよ