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斉藤太一です
第4章 番号教えて
僕があやまると

君は
放置していた
コーヒーカップを
両手で包んで



少し


唇を噛み締めたね



結局
コーヒーは
飲まないまま


ぎゅうっと
膝を抱き寄せて


こんなことを言ったんだよ







「みんな・・・そうだよ・・」







そして

今度は
君が

うつむいてしまったね




みんなって




君もそうなのかい?




そうだよって


何が
そうなんだい?




どうして




・・・包帯を巻いているの?






静かな中


それから僕は

その人と結局
別れてしまったことや


別れても
電話がかかってくると
会いに行ったり
していたことを

説明したんだったね





「でももう

電話は
かかって
こなくなったんだ



一度・・


電話に
出なかったから。


それから

この電話は
ほとんど


鳴らなくなっちゃったんだ」




そう言って
ポケットに入っていた
携帯電話を

テーブルの上に
置いたんだ



そう


その日
君とコンビニで会ってから
ずっと

一度もこの携帯が
鳴ったり震えたり
していなかった



わかってるんだ
誰からも
連絡なんてこないこと



それなのにね



ひとりだと
何度も
携帯を見ちゃったり



・・・・してたんだよ










「だから

・・寂しいって言ったの?」







あぁ
そうだったね


君に
寂しいって言って


僕は
泣いたりして…










「・・・うん」
















「斉藤太一さん」











「・・・・・」



























「寂しいなら




私が

電話してあげるから




番号教えて」








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