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姫武将~純愛物語~
第1章 生まれ変わり
葵は『意味不明』『頭大丈夫かしら?』『まだ熱あるのかしら』とか色々な感情があるハズなのに、顔色一つ変えずに、ただ黙って私の話を聞いていた。
「私の父上は農民で貧しい出だったんだけど、武術を認められ、春日康秀様に仕えるようになったんだ。名を改め、春日秀徳と名乗り、戦に出るようになった。そして康秀様のご好意で、母の千代と結婚し、私が産まれた。だが、私の後にも子が産まれたが、女ばかりで一番年上の私が春日家の跡取りとなり、男として育てられた」
話ながら全て思い出した。
「どういう訳かわからないが、『忠秀』は私の改名で『政秀』は康秀様の父上、つまり…私の祖父の名だよ。そして…葵は」
私は改めて、葵の目を見る。
「私の父上は農民で貧しい出だったんだけど、武術を認められ、春日康秀様に仕えるようになったんだ。名を改め、春日秀徳と名乗り、戦に出るようになった。そして康秀様のご好意で、母の千代と結婚し、私が産まれた。だが、私の後にも子が産まれたが、女ばかりで一番年上の私が春日家の跡取りとなり、男として育てられた」
話ながら全て思い出した。
「どういう訳かわからないが、『忠秀』は私の改名で『政秀』は康秀様の父上、つまり…私の祖父の名だよ。そして…葵は」
私は改めて、葵の目を見る。