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第1章 危険なアイツ☆

『……如月……
嫌よ……
突然過ぎるわ……』







『……ほんと……
突然だよな……
俺はごめんしか、
言えないけど……
もう無理なんだ……』



『……如月……
どうしてよ……
他に好きな女って？』




『……綾香……
俺の心に違う誰かが居るのに無理だろう……
二人で居ても……
綾香を傷つけるだけだよ……』








『……嫌よ……
如月……貴方を
愛してるのよ……』







『……綾香……
ごめん……』








『……如月と……
2年も付き合って来たのよ？こんな話し、如月はたった5分で終わらせるつもりなの？……』








『……綾香……
俺を憎んでよ……』







『……如月……
本気なのね？……』







『……俺の事……
憎んでもいいから……別れて欲しい……』







『……如月……
あたし2番めでも、
いいわ……』








『……綾香……
そんな悲しい事、
言うなよ……
綾香はいい女だからすぐに……
俺よりいい奴と、
付き合えるよ……』



『……嫌よ！如月……あたし別れないから！絶対に別れないわよ！』








『……綾香……
こんな俺と居ても……幸せなのか？……』







『……如月と……
別れるより全然……幸せよ……』








……そう言うと……綾香は席を立ち、
会計レシートを、
手に持ち……







『……如月……
今日は帰るわ……
別れないから……』






『……綾香……
送るよ……』







『……いい！……
1人で帰るから！』




……そう言うと……綾香は俺より先に、喫茶店を出て行った……




……まあ俺も……
すんなり綾香が、
別れてくれるとは、思って無かったけど……








……長期戦か……








……俺は……
暫くその場を、
動けないで居た……