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第17章 信じて待つことを決めた日

ぐっと冷え込みが強まるようになった11月。

私は、地下街中心にあるクリスタルガラスのオブジェが飾られた広場で千佳ちゃんと会っていた。

前に会ったのは春だったから、かなり久し振りだ。

今日は陽くんの帰りも遅いし、たまには自分のために時間を使ってもいいと思う。

地上に上がり、複合商業施設に入って雑貨や洋服を見て回る。

ハウスキーパーも始めてから収入は増え、少し財布に余裕ができたので、冬物の洋服を2着買った。