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Deep Emotion
第17章 信じて待つことを決めた日
「疲れたー。ねえ澪、どこか入ろうよ」

ストレス解消と称して買い物をした千佳ちゃんは、両手に紙袋をいくつも提げて腕がだるくなり、休みたくなったらしい。

私も少し休みたかった。

「うん。お茶にしよう」

私達はテナントのカフェに入り、私はホットのミルクティー、千佳ちゃんはホットコーヒーを注文した。

「あー、もう4時かあ」

店内の掛け時計を見て千佳ちゃんが呟く。昼過ぎに待ち合わせ場所の広場で会ったばかりだと思っていたのに、もう夕方。楽しい時間というのは過ぎるのが早い。

こんなに楽しい気分は、久し振りだった。
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