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Deep Emotion
第5章 最低

*
陽くんが身支度を整えて、玄関に向かう。
私はお腹の辺りや腰が痛かったけど、何とか服を着て追いかけた。
「あの、大学行くの、お昼じゃなかった?」
今は9時を少し回ったくらいだ。
お昼くらいに行くと言う時は、いつもは11時くらいに家を出て行くのに。
「そのつもりだったけど、早めに行くよ」
今は歯止めが効かなくなりそうだから。
そう呟いて、陽くんは私を引き寄せ、キスをした。
「っ…」
角度を変えながら、啄むような短いキスを何度もされる。
「んっ…、っ…」
体温が一気に上がる。
やがて陽くんが唇を離した。
「じゃあね」
陽くんはそのまま大学へ向かった。

