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Deep Emotion
第5章 最低



陽くんが身支度を整えて、玄関に向かう。

私はお腹の辺りや腰が痛かったけど、何とか服を着て追いかけた。

「あの、大学行くの、お昼じゃなかった?」

今は9時を少し回ったくらいだ。
お昼くらいに行くと言う時は、いつもは11時くらいに家を出て行くのに。

「そのつもりだったけど、早めに行くよ」

今は歯止めが効かなくなりそうだから。

そう呟いて、陽くんは私を引き寄せ、キスをした。

「っ…」

角度を変えながら、啄むような短いキスを何度もされる。

「んっ…、っ…」

体温が一気に上がる。

やがて陽くんが唇を離した。

「じゃあね」

陽くんはそのまま大学へ向かった。
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