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教授と兄と私
第2章 呼び出し

『行事企画書のレジュメ100冊準備 メールを見たらすぐに俺の研究室まで来ること あとコーヒー持ってこい 以上』
、、、なんなの、このメール
思わずかたまってしまった
もちろん差出人は教授である
だいたい今日は土曜日じゃない!
しかもコーヒーなんてただのパシリよ!
ベッドの上でケータイに向かって腹を立てる私
絶対行ってやんないんだから!
ぽいっとケータイを捨てて、お兄ちゃんのとこへ行こうと思ったら
またケータイにメールが入った
それは教授からのものであり、添付ファイルもあった
何か嫌な予感がして、恐る恐るメールを開くと
1枚の画像があって、それは昨日私が出したレポートの写真だった
判定はなんとD
、、、え。
まって、Cなら今までとったことあるけど
Dって、、
でも思い当たる節はある
はあぁぁぁあ。さすがにWikipedia丸写しはまずかったか、、
ん?
写真の下に一文添えられていた
『俺の講義を受けてるやつでDは桜井だけ 11時までに来い』
こ、これは脅しか!!
くそぉぉおお!!
時計を見ると10時半前だった
やばいやばい!!
「お兄ちゃん!ごめん!ご飯いらない!ちょっと大学行ってくる」
「え?ゆきの?!」
器用にホットケーキをひっくり返すお兄ちゃんが視界に入ったが止まることはできない
だって単位がかかってるから、、!!!

