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隠匿の令嬢
第6章 恥じらう乙女と卑猥な遊戯
言えるわけないじゃないか。いつからはしたなくも蜜を溢し、レオを思い出してはまた濡らしていたなんて、口が裂けても言えやしない。
だがレオは尚も問う。
「部屋に来たときから? それとも湯に入ったとき? 俺が戻ったと聞いたときか?」
アリエッタは押し殺した甘い喘ぎを上げつつ、いやいやと首を振る。
「ああ、もしかしてずっとこうなのか?」
「ひぁっ……! ぁは……っ」
耳朶に舌を這わせ、ねっとりと舐め上げ、花芽をピンと弾いた。その瞬間、下肢から痺れが走った。
「軽く達ったか。どんどんいやらしくなるな、アリエッタの身体は」
ぴちゃぴちゃとわざと音を立てて耳朶や耳殻を舐められ、下肢では浅瀬をかき混ぜる粘着質な水音がする。
軽く達したアリエッタの貪欲な官能はこれでは足りないと愛蜜を蜜口から溢す。
それを解っているかのよう、レオの指が膣口へと差し入れられようとしていた。
「あ……ま、待って。書類が読めないわ」
ヒクつくアリエッタの蜜口は指を欲しているが、残った理性をふり搾り、レオの手首を掴んで制した。
「それもそうだな。その一番上にある書類を読み上げてくれ」
レオはあっさりと手を引いた。身体は切なく疼くが、執務の邪魔立てをするわけにいかない。
アリエッタは言われた通り、白い紙に綴られる文字を読んだ。
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