この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
隠匿の令嬢
第10章 真夜中の逃亡と──


 一糸纏わぬ姿になっても、レオは全身くまなく指と舌で愛していく。


 首筋や鎖骨は痛いほど吸い上げられ、鬱血の痕を労るように舐められ。


 グミのような弾力がある蕾は親指の腹で押し込められ、くりくりと捏ね回された。


「あ、やぁ……ぁん」


「こうされるのは嫌いか?」


 散々快感に馴らしてきたのはレオであるのに。


 アリエッタがこうして否定的な喘ぎを洩らすとレオは訊いてくる。


 アリエッタはふるふると首を振り、やめないでと訴える。


「ちゃんと口にしてくれ。でないと解らない」


 解らないなんて嘘だ。レオはアリエッタよりも彼女のどこが感じて、どうすればより官能を高められるか知っているのだから。


 レオはつぅっと指でアリエッタの唇をなぞる。


「ほら、この口で言えるだろ? 悦〈イ〉いなら悦いと言ってくれ」


 少しだけ切なそうに眼を細めるレオ。どうやら意地悪をされているわけではないらしい。


 アリエッタは逡巡したのち、今夜限りならば素直になろうと決め。


「い……悦いです。気持ちいいの……」


「では続けていいな?」


「は、い。やめないで……」


 アリエッタの声は弱々しかったけれど声に出して想いを伝えれば、レオは応えてくれた。






.
/724ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ