パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 真夜中の逃亡と──

「キミはただ受け入れてくれるだけでいい。あとは少しだけ我慢してくれ」


「わかり……ました。……あっ！」


　ゆっくりと押し進んでいた楔が、ある一点まで到達すると、鋭い痛みが駆け巡った。


　息を詰めるアリエッタの身体にレオの身体が重なる。


「俺の首にしがみついてろ。爪を立ててもいいから」


　導かれるようレオの男らしい首筋に腕を回す。縋るものがあると安心はするが、レオの肌を傷付けたくはない。


　頷きながらもアリエッタは互いの手首をしっかり握る。


　

　レオの腰が進むと、めりめりと音がしそうな錯覚に襲われる。再び力を抜いていろと囁かれるが、どうやれば力を抜けるのか解らない。


　自然と強張り、どこもかしこも突っ張る。


「あ、そこっ……ゃあっ……ん」


　けれど破瓜の痛みを散らすよう、レオの指が二人の身体の間に差し込まれ、ゆるゆると秘玉を転がしだすと快感が生まれた。



　苦痛と快感が同時に押し寄せ、翻弄される。






.