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隠匿の令嬢
第10章 真夜中の逃亡と──


「いつまでもだなんて……あっ、いけないわ……」


「なぜ? 俺のはお気に召さない? 大きいから?」


 アリエッタの言葉を揶揄したように言われ、恥ずかしさに頬を染める。


「変なこと言わないで……」


「アリエッタが言ったんだろ? さっき素直になれと教えたばかりだ。本心ではどう思ってるんだ?」


 レオの動きが抉るようなものに変わり、ずん、ずんっと奥まで突き上げる。


「あぁ……っ、そこっ、やあぁぁっ!」


「嫌ならやめるが、いいのか?」


 レオはそう言うなり、律動をやめてしまう。すると膣壁が蠢いて、もっとしてくれと咽び泣く。


 頭がどうにかなってしまいそうな疼きに、アリエッタはだらしなく半開きになる唇からはしたない欲望を洩らした。


「いや……やめないで。悦〈イ〉いの、それ……もっとして」


「そうか。ならもっとよくしてやる」


 アリエッタの脚は胸につくほど折り曲げられ、そこにレオが体重をかける。


 この上なく奥まで入り込みアリエッタは目を見開く。


「ああぁっ! 深い……深いの……っ」


 最奥を穿たれ、擦りたてられ、抉られる。


 苦しさと悦楽が入り交じり、陶酔のうちに乱れた。




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