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隠匿の令嬢
第11章 夜会での邂逅


「待って……。せめてベッドに行ってからにしましょ?」


 “珍しく”躊躇うアリエッタにレオは首を横に振る。


「ベッドでも抱く。けどここでもだ」


 蜜口を雄茎で軽く叩き、せっついてくる。アリエッタは逡巡したのち、ゆるゆると腰を落としていく。


「ふぁ……」


 お湯よりも熱い雄芯をぎこちなく迎え入れると、背筋が戦慄〈オノノ〉く。一度達した柔襞は滑りがいいものの、自ら迎える行為は初めてで、すべてを呑み込む勇気がない。


 雄芯の中ほどでアリエッタが動きを止めてしまうと、レオが眉をそびやかす。


「どうした? まだ半分も挿ってないぞ」


「は……あぁ……」


 隘路を押し開ける屹立は何度受け入れても長大過ぎる。促され、ほんの僅か進めただけで、またも躊躇する。


「痛くはないはずだ。アリエッタの身体は俺に馴染んでるのだから」


「ひぁっ……!」


 耳朶を食み、耳殻をぴちゃぴちゃと音をさせて舐められ、秘玉を捏ねられると膝から力が抜け、崩れ落ちた拍子に遂にすべてを呑み込んでしまった。





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