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隠匿の令嬢
第12章 檻の邸

長い長い口づけで蕩けた表情をするアリエッタのドレスは、背中のリボンをほどかれただけ。脱がされず、布地の上から乳房を指と舌でレオが可愛がる。
「ふ……ん、……あ、あ……っ」
もどかしい快感がさざ波となって頂から広がって、下腹がキュンと泣く。
唾液でしとどに濡れたドレスは変色し、ぷくっと盛り上がる乳首を浮き彫りにしていた。
「ドレス越しでもこれだけ硬くなってれば、形がよくわかるな」
「あぁっ!」
一方は歯を立ててカリッと噛まれ、他方は指で強く摘ままれ、刺激が脊髄を駆け抜ける。
「もしかして、軽く達したか? 胸だけで?」
ビクビクと小刻みに腰を揺らすアリエッタを目ざとく気づき、レオは忍び笑う。
素知らぬふりをしてくれればいいのに。羞恥で白皙を薄桃色に染め、両手で顔を覆う。
「こら、隠すな。キミはプレゼントの中身なんだから、勝手に隠すんじゃない」
「いやっ……恥ずかしいの」
「恥ずかしくなんてない。感じてるキミは最高に綺麗だ。だから見せてくれ」
「──っ」
お世辞でもレオに誉められれば嬉しくて。アリエッタはおずおずと顔を覗かせると口づけられた。
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