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第12章 檻の邸

「お……くに、奥にください」


　羞恥を忍び望みを口にすれば満たされる……と思いきや、レオが唐突にアリエッタの上体を起こし、彼が寝台に横たわった。


「え……？　あ、ああっ！」


　疑問に震える双眸が腰を沈められ、下からも突き上げる楔に見開かれる。


「これが望みだろ」


「や、は……んっ」


　奥に突き挿れられたまま前後に揺すられ、ぎゅうっとレオを締め付ける。


「は……っ、堪らないな」


　眉を寄せるレオが呟く。


　快感に蕩ける顔や律動に合わせ扇情的に揺れる形いい大きな乳房、繋がる部分まですべてを見られている。


　恥ずかしいのにレオの喜悦を滲ませる表情に、気が付けば自らも腰を振っていた。


「上手くなったじゃないか」


　その言葉になけなしの理性が我に返り、カッと全身赤らめる。


「ぃや……っ、見ない、で……、あぁ.…っ」


　けれど手綱を握っているのは欲望だ。腰を揺らすのを止められない。


「もっと乱れてみろ」


　言うなりレオの腰遣いが荒らぐ。激しい抽挿で蜜がグチュグチュと飛び散り、レオの太股を濡らす。




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