この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
隠匿の令嬢
第14章 束の間の幸福と崩落の足音
絡みつく蜜襞を振り払うよう、レオは大きく揺すり立てる。
「あ、あ、あっんん……ゃああっ……!」
浮遊感の中で酩酊に似た愉悦がアリエッタを包むと、チカチカと白光が瞬いた。
浅い呼吸をしながらレオにしがみついていれば、ぐんっと突き上げられた。
「休んでる暇はないぞ。こっちはまだ足りてない」
「いや、待って……今、動いちゃ……っ」
「だから無理な相談だと言ったろ」
「や、だって……変なのぉ……、ンンンッ」
容赦ない突き上げに呆気なく気をやってしまう。快楽の海に揺蕩〈タユタ〉う間もなく、幾度も幾度も激しい波に苛まれ。
断続的な快感は、永続的へとなり。
果てのない蜜事はアリエッタの意識が途切れる間際まで続いた。
.