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隠匿の令嬢
第17章 隠匿の決断



 浴室から上がると今度はたっぷりと寝台で愛される。


 湯と指戯でとろとろに蕩けきっているアリエッタに、レオは甘美で熱い口づけをする。


 火照る身体はその口づけでますます熱を持ってしまう。唇をやわやわと食み、気ままに吸い上げては尖らせる舌でアリエッタの舌をなぞる。


「ん、んん……はぁっ、……はぁ……ん」


 口腔を征服するレオの舌に必死で応える。脳髄まで痺れてしまいそうな口づけが離れると、下へ下へと辿るレオの唇に身体を捩る。


 気まぐれに吸い上げられるそこは鬱血の痕が残る。


「そんなにつけちゃ……や」


 胸元や腹部に散る赤い花。チリチリと痛いのに、あとからじん……と痺れる。


「逢えない日数分はつけるつもりだ。これを見ればいつも俺を思い出せるだろ」


 レオは脚を抱えると太股にまで痕を残していく。


 それは秘唇間際まで及び、触れられてはいないのにぷっくり膨れる媚肉がヒクヒクする。





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