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隠匿の令嬢
第17章 隠匿の決断
「けどなぁ」
レオは不満そうに呟く。
「お母さまの勧めでもある……のよ。手紙も……見たでしょ」
数日前に届いた母からの手紙に、休みを利用して帰ってこないかとあった。アリエッタがザキファス邸にレオがいない一ヶ月をそこで過ごすと決めた三日後のことだ。
「……解った。だが俺が帰国したらすぐ迎えに行くから。行きもうちの馬車に乗って行くんだぞ」
「え……え。あ、や……、そんな……しちゃ……っ!」
押し込んだ秘玉を掘り起こされてはくりくりとされ、埋め込む指は弱点を執拗に突き上げてくる。
もう彼の屹立を扱く余裕はない。掌を添えているだけで──そんな場所に性感帯はないはずだが──熱く痺れてきてしまう。
一際強く擦りたてられるとアリエッタの肌は総毛立ち、愉悦が電流となって全身を巡った。
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