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隠匿の令嬢
第17章 隠匿の決断


 ぬぷ……と尖る舌が秘唇を割り入り、媚壁を這いまわる。


「ああ……挿って……」


 リネンをギュッと握るアリエッタは腰を浮かせる。つぷつぷと舌を抜き挿しされ、腰が揺らめく。


「アリエッタの蜜は甘いな。それにすごくいい香りだ」


「そこで喋っちゃ……」


 レオの吐く生暖かい息にも感じてしまい、身悶える。


「アリエッタは本当に感じやすいな。……ほら、また溢れてきた」


 ずず……と卑猥な音を立て、零れる蜜を吸い上げる。食事中に行儀よく優雅にスープを呑む姿はそこにはない。


 情欲が灯るレオの双眸は危険な色香を漂わせ、アリエッタの秘部を愛撫する唇から牙が見えてきそうだ。


 しなやかな肢体は傷ひとつなく滑らかで、なのに男らしい筋肉が程よく乗り、彼の美しさを際立たせる。


 アリエッタは目元を羞恥に染めながらも、レオから眼を離さないでいた。






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