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隠匿の令嬢
第20章 アリエッタの愛



 レオはアリエッタがどんな姿になっていても生きてさえいてくれればいい、必ず見付かると自身を励まし、慰めるしかなく。


 こうして執務をしていても、常にアリエッタのことが頭から離れないでいる。焦燥も深まるばかりだ。


「レオ様」


 レオと共に王城に残ったジョシュアが執務室に入ってきた。


「アリエッタは見付かったか?」


「……いいえ。もう少々お待ちください」


「そうか……」


 ジョシュアの顔を見る度に同じ質問ばかりしている。この三ヶ月毎日だ。


 飽き飽きするやり取りはレオだけではないはずなのに、ジョシュアは律儀に答えてくれる。


「すまんな。お前にも迷惑をかけてる」


「私のことはお気になさらず。それよりもあまり眠ってらっしゃらないのでは?」


「心配するな。体力だけはバカみたいにある」


「そうではなく……」


「発作も起きてない。子供扱いするな」


 昔のことを知るジョシュアの懸念を苦笑を浮かべて返した。







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