この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
隠匿の令嬢
第21章 その世界、色鮮やかに
「ゆっくり挿れるから力を抜いてろ」
レオはアリエッタの脚を抱えると、割れ目に屹立を何度か往復させて蜜をまぶしながら口付けてくる。
秘唇を捉えた先端が、やおらズズ……と隘路を押し開いて挿り込む。
「ん……ん──っ!」
圧倒的な質量の雄茎に悶える声はレオの口の中に吸い込まれる。痛いのともまた違う苦しさに、アリエッタの身体が強張る。
そのアリエッタをしっかりと腕で抱き止め、レオも苦しいのか眉根を寄せている。
互いの肌が当たるまで進められた腰はすぐに律動を始めず、最奥で止まったままレオの腕に更に強く抱き締められた。
レオの熱が自分の中にある。もう感じることはないと思っていた熱が。
何度も結ばれてはきた。けれどこの瞬間がきっと、真に心も身体も繋がったときだ。
アリエッタの心が歓喜に震え、眦から一筋涙が伝った。
.