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隠匿の令嬢
第3章 肉食獣は紳士の仮面を被る
まだアリエッタが神へと嫁ぐことが決まる前、別の道が用意されていたことがあった。
そのときにこの場所はいずれ夫となるべき人にしか見せてはいけない……と、漠然とした情報しか与えられなかったアリエッタも、侍女が主人の居ないところで秘密事を打ち明けるよう他の侍女と情事の話をしているのが耳に入り、朧気ながらもその場所がどういう意味を持つかを知った。
排泄するだけの場所ではなく、男性と契るための場所でもあると。
そこが今や夫でも恋人でもないレオに見られ、恥辱で頭がどうにかなってしまいそうだ。
「いやぁっ! 見ないで! お願い……やめてぇ」
「見るな? こんな美しいものを見るなというほうが無理だ。それにこっちも可愛らしく勃ち上がってるな」
「ひっ!!」
レオは薄い茂みに隠された秘玉を見付け、円を描くよう撫でた。その強すぎる刺激にアリエッタは腰を浮かせる。そうすることでより見せつけるとも知らず。
「可愛くてたまらない……でもメインディッシュは最後にとっておこう」
愉悦を滲ませるレオは太ももの間に顔を埋め、柔肌に吸い付いた。
「いやよ、いやっ。そんなところに口づけちゃ……あ、んんっ」
きつく吸われた太ももはレオの証が残り、指は花芯をこりこりといたぶる。
吸われた太ももは痛いのに、ならめかに滑っていく指で触られる花芯は、その奥にある秘裂から漏れる蜜で痛みはなく。
それどころか官能を与えていくばかりだ。
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