この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第5章 情熱とは熱しやすく冷めやすい
私の中に大量の白い液を流し出した彼は
ネクタイを取り、もう一度自分でつけ直して
何食わぬ顔でトイレから出ていった。
場所的にー・・響は見えなかったと思うけど。
それでも何が行われていて、相手が誰なのかは分かるだろう。
産まれてはじめて中出しをされてしまったー・・。
やり場の無い気持ちを抱きながら、私は指でトイレに彼の液を掻き出してノソノソと身支度を整える。
鏡で確認したくもない。
きっと、顔は疲れているだろう。
あんなに激しく抱かれてー・・最後は望んでいない中だしをされたのだから。
足腰がビクビクしていてまともに歩けないのを隠す様にして、廊下に続いてある手すりを掴みながら、ボックス席へと歩き出した。