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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第7章 波乱の幕開け
ハンソンと別れのキスを交わした私は柳沢に言われた通り、会場の前の喫茶店で時間をつぶしていた。
ここに居るのは関係者だろう。
みんな格好良くて、女性も本当に綺麗だった。
昨日のアーセのパーティーで見かけたブロンド美人も何人か居る。
あながち、これが“サッカー選手を狙ってる女”かもしれない。
私みたいな例外ではない限り
敵対してたチームの優勝パーティーに出席なんてしないもの。
「待たせた。」
と沢山の視線を受け取りながら、私の席の前に座るのは柳沢だ。
「いらっしゃいませ、ご注文は?」
「アイスのミルクティーもらえる?」
「わかりました。」
「で・・・条件ってなに?」
「簡単だよ。」
「それは私が決めることよ。さぁ、早く言って」
「四ヶ月だけ、籍入れてくれ」
「ーーー・・もう一回言って?」
「だから、四ヶ月だけ俺と籍を入れてくれ」