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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第9章 主婦の長期休暇
「でも本当に大丈夫?」

「しつこい。何がだよ」


「何がって・・・パパのことは何も心配してないわよ。
紫音のこと!
夜鳴きとか起きれるの?朝も心配だし・・・」

「低血圧なのわかってるんだから。
朝、どんなに紫音が泣き叫んでも怒ったらダメなんよ」


「あんたマジでナメてんの?それくらい大丈夫だわ。」


ーー・・それくらいって言うなら
私が居てもちゃんと朝はすんなり起きて
夜鳴きのときも寝返りうつだけじゃなくて少しは眠たそうな目しててもいいから起きてほしいものよ。


「俺も考えたいことあるし」


「考えたいこと?」


「あぁ。サッカーのこととか色々な」



“お前が邪魔だ”っていう言葉にも捉えることが出来る。

やっぱり本物の夫婦にはなれてないんだなぁ。こういう面では。



本物の夫婦ならー・・
光に写真を頼んでいた
あの小さい男の子のご両親ならー・・

仕事のことや私生活で何かあったらお互いに愚痴をぶつけるなり、相談し合うなり色々と方法を取ってると思う。でも・・私達にはそれが出来ない。

夢の場所なのにー・・こんなこと考えちゃダメだな・・・。



「わかった。
じゃあハンソンとシャキーラと連絡とってみる」


「おう。もし、
シャキーラがこっち来るなら家とめてやれよ」


「え?いいの?」



「うん。向こうも俺に話したいことあるだろうし・・・
俺も話したいことあるし、丁度いいんじゃねぇの?」


考えたいことあるんじゃないの・・・?


あぁ、こいつの気持ちを読み取るのは難しい。
まだ東京大学の入試で100点取るほうが簡単だろう。

「ただハンソンは無理」


「わかってるわよ。私も何がうれしくてあんたとハンソンと三人で同じ空間に居なきゃなんないのよ・・・」


変なことになるのが目に見えて分かる。

ハンソンって・・あぁ見えても気性荒いところあるんだよね。この前なんかラフプレーされた相手に殴りかかろうとしてたし・・。

寸止めしたところを見ると
我にかえったんだろうけどさー・・・。



「あ、てかさ」


「ん?」



「パパってさラフプレーされて怒ることあるの?」

「ラフプレーって・・
何でそんな言葉知ってるんだよ」


ラフプレーとは・・・相手からファール行為をされること。服をつかんだり、後ろから悪質なタックルされたり・・・。
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