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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第15章 命の重み
「おぎゃぁ~!!」
“無事に生まれましたよ・・・!元気な女の子です!”
年配の優しそうな助産婦さんに、そんな事を言われた。
「へ?女の子・・・?」
開口一番に、性別を聞き返した私を先生達は笑っていた。
“そうよ~どうやら、おて手が、性器に見えたみたいね~”
“はは!生まれるまで分からないって・・こんなことは珍しいよ”
沢山の声が朦朧としている意識の中にでも聞こえてきた。
ハッキリとして、赤ちゃんの泣き声もー・・。