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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第16章 決戦の舞台
「はぁあっー・・っ」
そして、顔をあげ、耳を甘噛みしてから、首筋をスーッとなめられて、思わず背中をふるわせたと同時に吐息が漏れた。
「いやぁんっー・・・っ!」
白い右手が、背中を触り、子宮あたりで止まる。
そして、薬指で、まるでー・・千代菊が眠っていたことを確かめる様な、そういった優しい動きをした。こそばい気持ちと、先を待てない気持ちと、彼への愛情がミックスされる私の心の中。今こみ上げてきているこの思いを一言で言うなんて無理に近い。
「ここにー・・・居たんだな」
「へぇ?っ・・あぁあっ!!」
左の乳首から、全身に走る快感ー・・・。
「アイツが産まれる前は、ハンソンと血をわけあった子を、愛せるか不安な部分が少しあったけど、産まれたらそんな気持ち、どっか行っちまったよ」
「うんっー・・はぁっ・・」
「俺は、今、あんたとの子どもが出来ても、みんなを平等に愛せる自信しかない。・・あぁ、おかしいか。愛せるに決まってるよな、全員俺の子なんだもん」
「ただーー・・あんたの身体を考えて、
まだ妊娠はさせない。今はー・・2人だけでも大変だろうから」