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「冗談じゃないわよ、一緒にしないで」
第3章 寂しがりやの法則
何度も身体をビクつかせ、気が途絶えそうになった時。
スルリ、と手が私の身体から離れた。
「終わり。」
「え?」
「だから言ったじゃん。お前とセックスする気なんて端から無いんだよ。」
興奮はしなかったのだろうか?自分も気持ちよくなりたいと思わないのだろうか?そんな疑問がたくさん頭に過るが、何事もなかったかの様にサイドテーブルの上に置いてあるティッシュで指を拭かれて、背中を向けられるとー・・
そんなの聞きたくても聞けなかった。
私はー・・。
確かに疲れているし、
何度もイッたけど・・それでも続きがしたい。
彼がほしい。彼で感じたい。
「柳沢。」
「あぁ?」
「しようよー・・。」
「しねぇって言っただろう。俺はサッカー選手だから。芸能人らしい考えじゃねぇの。」
勇気を振り絞ってみたものの、無駄だ。
冷たく突き放された。