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第6章 疑惑

きっぱりと断り部屋を出る。

本当は自分の部屋を掃除に行きたかっただけだったんだが…

兵藤の部屋に会った昔の彼女であろう写真やらプレゼントが出てきたのを見ていたらもう…

我慢出来なかった。

本当に私で良いのかとか

昔の彼女とよりを戻したいんじゃないだろうかとか

負の方向に考えてしまう…

全くいつもの私らしくもない

エレベーターがタイミング良く開く

急に飛び出してきた女性が私にぶつかった

「あ、すみません…」

『いえ、』

「…っ」

すごく美人な人だな…